先日、アメリカに住む日本人YouTuberのVLOGを観ていた際、「アメリカではコーヒー1杯が日本円で1,000円する」なんて動画を紹介してました。
高っ!!
と思ったんだけど、その後に思ったこと。
それは、
アメリカが高いんじゃなくて日本が安いんじゃねぇ
よく考えると自販機のジュースってわたしが子どもの頃って100円だったのに、30年以上経った今って130円ですよね。
それって単純に考えると30年で物価が30円しか上がってない訳で、それだけ所得も上がってないってこと??
そんな疑問を感じたので今回、こんな本を読んでみました。
本日紹介するのは、デービッド・アトキンソン著の「日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義」。
「日本人の優秀さ」こそ、この国の宝だ――。
日本在住30年、元ゴールドマン・サックス「伝説のアナリスト」、
日本文化に精通する「国宝の守り人」、日本を愛するイギリス人だから書けた!
外国人エコノミスト118人の英知を結集して示す、日本人の未来。
「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。
人類史上、いまだかつて類を見ないぐらい急激な人口減少と高齢化が進む日本。
そんな日本が今、世界経済でどの位置にいるのか。
そして急速に進む少子高齢化にどう立ち向かっていけば良いのか。
日本で暮らし30年。
日本を愛するイギリス人の著者からみた提言。
この本を読んで驚きだったのは日本の1人あたりの労働生産性の低さ。
日本はGDP(国民総生産)はアメリカ、中国に次ぐ第3位だということはほとんどの方が知っているかと思います。
ただ、一人あたりの名目GDPは日本はなんと世界26位。
参考:世界の1人当たり名目GDP 国別ランキング・推移(IMF) – Global Note
https://www.globalnote.jp/post-1339.html
G7先進国の中では日本はイタリア(27位)に次ぐ低さだということを知ってましたか。
そう、日本は先進国の中ではアメリカに次いで人口が多いんだけど、実は労働生産性を見ると途上国並みなんだとか。
(韓国は28位で29位がバハマ、30位がプエルトリコ)
また日本は世界でも類をみないぐらい少子高齢化が急速に進んでいる国なんだとか。
そんな日本が抱える国の巨額な借金や年金制度、消費税の問題。
この問題を解決する方法。
それは生産性の向上。
この本では生産性を向上させるために日本がするべきことが書かれてます。
"技術大国日本"だなんてよく言ってるけど、よく考えるとパソコンやスマートフォンの有名メーカーなんてアメリカや韓国、中国ばかりで日本メーカーなんてほとんど無いものね・・・
いやぁ〜、色々と考えさせられることが多い本でございました。
今回紹介した本は、Kindle Unlimited対象本になってますので、Kindle Unlimitedに加入すれば読めますよ。(6月9日現在)
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